原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

新世界 1st

添削課題をすべて出し終わりました!

ということで少々すっきりしたし、風邪もよくなってきたので

読書に励みました。

新世界〈1st〉新世界〈1st〉
(1996/06)
長野 まゆみ

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高校時代に読んで面白かったので古本で全5巻揃え、

自宅に置いておいたものです。

再読するの高校時代ぶりかと思って読書記録見たら、

2005年に再読してましたね。ということで読むのは3回目ですが、

6年ぶりに読みだしてみました新世界シリーズ。

長野まゆみ大好きなんですが、一番好きなのはテレヴィジョン・シティなんですが、

でもこのシリーズも面白いですね。久々にテンション上がっちゃったよ。

どんな話かと言われると全然説明できないんですけどね。

私の読解力が著しく低いのでないならば、

注意深く読んでいても、話の筋は40%くらいしかよくわからない

おおよそはわかるんだけど、詳細は一番最後の説明を読むまでわからない。

まぁ、1巻は何も知らないイオ視点なので、そこはしょうがないところではあるけど。

でも何もわからなくても、すごく情景が綺麗で、とんでもなく切ない。

なんだかよくわからないけど種族の争いがあって、それに巻きこまれていく。

長野作品って、どれ読んでもぼやっともやに包まれているようで、

でもなんか切ないというかノスタルジックで、それでいて文章がとんでもなく綺麗で

ついついひきこまれちゃうという。

どうやってプロット作ってるのか見てみたい……

と、あらすじすら紹介できないので、Amazonの本の紹介を引用↓

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兄さん、ぼくはいつから独りなんだろう。

太陽(ソル)から2億3千万キロ離れた夏星(シアシン)。

謎の物質“ゼル”をめぐる闘いのなか、“永い眼り人”はふたたび目醒めるか。

待望の巨篇・第一部。

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これ、本についてる帯と同じ文言なのですが。

最初の1行にすべてが集約されている。

1巻の読みどころは、主人公イオとその兄であるシュイの関係。

イオの周囲に現れるハルやミーモといった少年たちによって、

イオは無自覚な自分を自覚していき、同時にシュイがわからなくなっていく。

でもって1巻の最後では、イオのシェルがシュイを……ってところで物語は続く。

内容うろ覚えなんですが、確か毎巻で視点が変わったような。

2巻は帯見る限りシュイ視点なのかな。←再々読とは思えない…

これ読み終わったら、テレヴィジョン・シティも再読しようかなぁ。

こっちはもう4回くらい読んでる気もするけど。

長野まゆみの「新世界」「テレヴィジョン・シティ」お勧めです。

テレヴィジョン・シティ〈上〉 (河出文庫文芸コレクション)テレヴィジョン・シティ〈上〉 (河出文庫文芸コレクション)
(1996/07)
長野 まゆみ

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