原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

イタリア旅行記3:トイレにまつわるエトセトラ

イタリア旅行記その3です。

3日目の観光地の話かと思いましたか?違います。

今回はトイレの話です。

フィンランドに行ったときには、トイレに関しては「サイズがでかいな~」

くらいにしか感想はなかったのですが、

なんかイタリアのトイレは色んな意味でカルチャーショックを受けたので。

◆有料トイレ

無料のトイレもありましたが、公衆トイレは結構有料のところが多かったです。

料金は0.5~1ユーロ。

フィンランドも似たようなもんでしたね。

日本には根づかなかった有料トイレがヨーロッパでは一般的なのか。

で、有料なら綺麗かと言われると、全然そんなことはなかった(詳細は後述)。

◆便座について

基本的に様式トイレなので、当然便座があります。あるはずです。

フィンランドのトイレには100%便座がありました。

が。

イタリアのトイレ、便座がなくなっている率が半端なく高い

(↓便座がなかった上に男女の区別もなかった高速道路の休憩所)

DSCF0191.jpg

ポイントは、便座がなくなっているって点です。どう見ても設置されていたあとはある。

便座がないトイレの遭遇率、50%といっても過言ではない。

便座がなくなっても気にしないのか、修理が面倒なのか、

修理しても壊されるのかはわかりませんが、とにかく、便座がない

女子的には大問題ですよ。創意工夫が求められます。

神経質な人は除菌シートを持ち歩くことをお勧めします。

ちなみに、ミラノでは壊れたのではなく、始めから便座がないトイレにも遭遇しました。

このトイレは綺麗だったけど座るところが高くて、

身長160センチの私でも座ったらつま先立ちでした。

便座なんてあってもなくてもいいって感覚なんだろうか……。

◆ビデ

日本のように、音姫やウォシュレットなどがついた高性能トイレには

一回も遭遇しなかったのですが、代わりにホテルに必ずあったのがビデ

(一か所は写真撮り忘れてたので写真は三枚ですが、

 泊まったホテル四か所共にトイレと並んでこのビデがありました)

DSCF0015.jpg

DSCF0688.jpg

DSCF0264.jpg

こうして並べて見ると、トイレの左右どっちにあるかはどうでもよさそう。

ということで、この蓋がない奴が「ビデ」だそうです。

地球の歩き方を読むと、水を溜めて足やお尻を洗うのに使うそうです。

……

ちょっと意味がわかりませんでした。足やお尻ってどういうことやねん。

イタリア滞在中はまったく使い方がわからずだったんですが、

帰国して調べてみました。

Google先生に「イタリア ビデ」で訊いたら「使い方」っていうのが予測で出てきました。

みんな使い方わからんのですね。

で、こんな記事こんな記事を見つけました。

「ビデ」という名前のとおり、日本のウォシュレットと同じ使い方をするもののようです。

しかも、跨って使うのか!

確かに、三枚目の写真のビデは微妙にくぼんでて跨りやすそうですね。

このビデには専用のタオルとせっけんがちゃんと完備されていました。

自分は湯船に毎日のように浸かる日本人なのでピンと来なかったんですが、

簡単にシャワーを浴びるだけが当たり前の文化だったら、

お尻くらいは毎日ちゃんと洗いたいってことなんでしょうか。

日本のウォシュレットみたいにトイレにくっつけちゃえばいいのにと思いきや、

便座がないところ多いじゃん、ということに思い当たった。

それに、日本みたいに狭いわけじゃないからビデを別で設置しても問題ないんでしょうね。

調べていたら、イタリアだけでなく、ヨーロッパ諸国にこのビデはあるそうです。

が、フィンランドでは一か所も見かけなかったので、北欧にはないのかもしれません。

ということで、文化の違いを最も感じたトイレのお話でした。