「月刊群雛 (GunSu)」Kindle版発売開始&新作枠感想 #群雛
先日、BCCKSで販売開始した「群雛」ですが、
Kindle版の販売も開始となりました!
販売開始24時間足らずでヒット商品ランキング1位に!
すごいなー。どれくらい売れてるんだろう。
せっかくなので、「月刊 群雛」の
新作枠だけとりあえず読んでみた!ので感想。
◆笠井康平「彼と僕の大事な恋人たち」
設定的にはSFなんだけど、描かれているのは人の記憶とか、
大事なものってなんだっけみたいな内容。
こういうウェブサービスに熱中して、
ほかのものに興味がなくなっていくさまはなんだかよくわかる。
過去の自分を再構築してもはや別物にするっていうのは
楽しいのかな。自分は忘れたものは忘れたままでいいかもという気がしている。
◆竹久秀二「金色の風」
画詩集。詩集というものをそもそもあまり読まないので
それだけで新鮮ではある。
モノクロの画が詩の雰囲気と合っていて、
例えば「虚空のサクラ」とか下手にピンク色の写真を使っていないので
すごく雰囲気がある。
個人的には「星になる時」が好きかな。
◆Kurokiti「フラフープの練習」
細密ペン画だそうです。
美術の世界は詳しくないのでこういうのがあるのを初めて知った。
線がすごく細かくて思わず拡大して見てしまった。
インタビューで「銅版画の様な雰囲気」と答えられていて、なるほど、と。
ほかの作品も見てみたくて公式サイト覗かせていただきました。
ちょっと懐かしい感じの雰囲気。
単色なのに色が見えるみたいに生き生きしていて面白い。
◆山田佳江「ピヨ一号二号のこと」
「群雛」だけにヒヨコ。ノスタルジックな雰囲気漂うお話。
お祭りでひよこつりというものがあるというのは話には知っていたけど、
自分はいまだ見たことがありません。
ひよこ買ったらそりゃニワトリになるよな……。
後半の方で白いジャージの集団を眺めているシーンが印象的でした。
ひよことにわとりの間を見たことがないので見てみたい。
ちなみに最後まで気になってしまったのは、
「おばちゃん」と呼ばれた主人公の年齢ですかね……。
例のごとく簡単ですが。
ちなみに、サンプル掲載の犬子さんの「さんざんなロスタティクル」
コユキさんの「むささびレディは君のために翔ぶ」は
こちらの記事↓でも紹介しております。
あと、十千さんの「落語りシリーズ」、
2巻はこちらの記事↓で紹介してます。
どれもおすすめですー。
というわけで色んな作品が読める「月刊 群雛」発売中です。