ライトなラノベコンテスト作品を読む2 「デンオン!」
昨日は「アリスの物語」の感想を書いたのですが、
今回はこちらの作品。
■デンオン! ~エレクトロニック少女ガール~/ロール
自分も音楽をやっているので気になるタイトルだったので、
ぽちっとさせていただきました。
この作品はDTM小説だそうです。
DTMっていうのはデスク・トップ・ミュージックで、
私も詳しくはないんですが、パソコンで作る音楽ですね。ボカロとか。
そういうのDTM音楽をやっている部活のお話。
結構ライトな感じなんですが、最後の方で不覚にもうるっとする部分もあり。
音楽系の部活ものに弱いんですよ、自分……。
それでまぁ、DTM周りの描写とか説明が細かいです。
DTM用語っぽいものがちょいちょい出てくるのですが、
用語解説が出てくるのでそこは大丈夫な感じ。
あと、音楽の描写が丁寧です。
自分も音楽のお話はわりと高頻度に書くので、ほうほうと思いつつ読みました。
ちなみに、この作品↓が音楽の描写すごいんですよ。なので紹介。
で、話を戻しますが。
いいなぁと思った表現があったので、ちょっとだけ引用。
今にも崩れそうなジェンガを、もう一本抜き取るような感覚。
そういえば、この作品には購入者特典がついてまして、
作中に出てくる音楽と、テーマ曲のMP3がDLできます。
どんなものなんだろうと思いつつ、これが意外とよかったです。
作中でその音楽を詳しく描写している部分があったので、
それが実際にはこうなるのかと。
あともう一つ感想なんですが、いわゆる「スマホ小説っぽい」なぁと思いました。
(別に悪い意味じゃないです)
改行とか一文の長さとかが、スマホで読むにはちょうどいいんじゃないかなって
長さでした。ブログで連載するっていうララノコンっぽい形とでもいうのか。
QuickBooksっていうレーベル?名にマッチしているなぁという感想。
そして最後にあとがきから引用。
なので担当者さんから「あとがきを用意して欲しい」というメールをいただいた時は、「何を書けば良いんだ!?」と焦りました。
倉下さんに引き続きw わかりませんよね、あとがき。
というわけで感想でした。