【新刊予告2】「W・キャスト」のプロットを作るまでの話
ちょっと前に予告した、舟崎さんとの共作作品「W・キャスト」。
今回はプロットを作るまでのお話など。
前にもチラと書きましたが、
今回のお話は、ある事件の被害者サイドと容疑者サイドを
私と舟崎さんで分担して書いています。
何気にサブタイトルもありまして、
被害者サイドが「side Magenta」、容疑者サイドが「side Cyan」です。
あれです、「冷静と情熱のあいだ」的な感じです。
一緒に作品を作ろうという話になって、
まずどういう形で作品を作るか、ってことを話しあいました。
で、異なるサイドのお話を分担して書くようにしようと。
次は、具体的なプロット作りです。去年の12月くらいだったかと思いますが、
ファストフード店とカフェをはしごして、五時間くらい話し合いしてた気がします。
一つの事件の被害者・容疑者サイドを、っていうのは
結構早い段階で決まったのですが、そこから詳細を詰めるまでが結構かかりました。
こんなことを決めたような気がします。
●単独でも読めるようにするためにどうしたらいいか
●事件の詳細
●舞台・地名や学校名などのキーワード
●相手の本の内容をネタバレしないように事件解決するにはどうしたらいいか
→これが何気にすごい難しかった。
●登場人物を何人にするか
●章構成
●せっかく「W・キャスト」だからメインキャラの名前はワ行にしよう
●それぞれの作品の大まかなあらすじ
手書きで決まっていったことをメモしていって最終的にはスキャンして共有。
で、互いに持ち帰って自分の分のプロットをデータ化して再共有、
別の機会で会ったときに気になった部分を指摘し合って完成、という感じですね。
振り返ってみると、何気にプロットに結構手間かけてますな。
プロットを誰かと一緒に作るのは、手間はかかるけど面白かったです。
自分だけでは気づかなかった視点とか、作品を描く前に得られるので、
一度やってみるとよいです、ホント。
というわけで予告その2でした。