新刊の無料キャンペーンを3ヶ月やらなかった結果
タイトルのままなんですが。
KDP始めて1年間は、新刊出す→無料キャンペーン
って流れでやってたんですが(実用書除く)、
今年の3月以降、それをやめてみました。
無料キャンペーンどうなのよって雰囲気があちこちであったのと、
無料キャンペーンやらないとどうなるかなってのにも興味があったので。
というわけで、まとめてみます。
ちなみに、発売したばかりのW・キャストの話はちょっと置いておきます。
■3月以降に出した本
★250円の本は99円セールを実施
・嘘つき金魚(よもクラ2巻)
きんどうさんのKDP一斉セールに参加。10日間99円。
また、同時期によもクラ1巻の上巻を無料キャンペーン実施。
・エス・エス・エス
きんどうさんのセールがなかったので、自主的に99円セール。1週間。
群雛にサンプル掲載。また、KENPONも使ってみた。
■というわけで結果とか考察
まずは作品別。
・きんどうさんセールに参加した「嘘つき金魚」は、目標値を大幅に上回りました。
シリーズもの&既に1巻の上下巻は無料でそこそこの冊数のDLがあったので、
それが良かった気がする。
今出版社もよくやってるコミックの1巻無料みたいな感じで、
シリーズものの1巻は定期的に無料キャンペーンやってもいいなと思った。
・「エス・エス・エス」の自主的にやった99円セールもそこそこ効果あった。
「嘘つき金魚」のDL数の2/3ほど。シリーズでもないしそこそこ出たのでは。
あと、やっぱり「セール中」って宣伝文句はいいのかもしれない。
・「ルピナスの戯言」は元値が100円でセール不可。売れ方は他2冊よりはスロー。
トータル冊数としては「エス・エス・エス」の2/3くらい。
こっからは3冊共通。
・無料キャンペーンをやったあとに有料で売れる、一定期間すぎると
あんまり売れなくなる、っていうのが今までの定番だったけど、
無料キャンペーンをやらなかったこの3作は、5月になってもぼちぼちDLがあり。
・レンタル冊数については、250円の本はこれまでどおりって感じ。
・カスタマーレビューがつかなくなった。
カスタマーレビューを書いてる層というのは、
無料で読んでいる方が多いのかなと推察。
・とはいえ、Twitterなどでいただく感想は今までと特に変わらず。
・3・4月の有料DL冊数の月トータルとしては、1月とほぼ変わらず。
・3~5月は、払い戻しがなかった。(今までは月に数冊あった)
で、こっからは推測。
・無料キャンペーンで900越えるときとかに比べたら
本を読んでくれる人の数自体は減るかも。
・少なくとも新たな読者との出会いは減りそう。
・とはいえ、冷やかしや読者とのアンマッチみたいなものも確実に減るはず。
無料キャンペーンで上位に食い込むと、無料キャンペーン終了後、一定期間、
Kindleアプリ(Android?)やKindle端末で、話題の本、
みたいなところに表示されるようになるんですよね。
で、無料キャンペーンやると有料で売れるカラクリって、
そこからタイトルと表紙見て興味持った人がポチるからじゃないと勝手に思ってます。
その場合って、内容紹介あまり読まないで買われる率が高くなるから、
読者とのアンマッチが発生して払い戻しがあったんじゃないか、と推測。
(ジャンルの不一致とか、KDP読まないよって層とか)
で、今回はその不一致がなかったんじゃないかと。
■とりあえずの結論
・よもクラについては、引き続き、 1巻上巻は無料キャンペーン、
シリーズ続刊は99円セールで。
シリーズものは基本的にこういうやり方でいいと思った。
あとは、よもクラは完全に趣味で書いている自覚があるので
(読みやすさとか展開とかもちろん色々考えて書いてはいますが)、
読んでくださる方に読んでいただければいいかと思っていたりもする。
・250円の本は99円セールを活用する。
・新たな読者開拓の意味で、250円未満の本は、
たまには無料キャンペーンやってもいいのかもしれない。
・無料キャンペーンをやらなかったこの3冊については、今後も無料にはしません。
というわけで今までより無料キャンペーン控えめにしようという結論ではあるんですが、
去年1年間、無料キャンペーンやりまくったことについては別によかったと思ってます。
最初は名刺バラまくようなもんですよ。これはこれで意味がある。
ある程度バラまいたあとにどうするかは模索するしかないですね。
上記の結論もとりあえずなので、また状況次第で変わるかもですし、
他ストア配信の結果とかもまだ出てませんし。
そんなこんなでKDP始めて1年3ヶ月目の個人的な見解でした。