原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

ライトなラノベコンテスト作品を読む4 「アキバ迷宮」「もし、三十路を過ぎた普通のOLが元魔法少女だったら」

久しぶり感が否めませんが、

ララノコン作品の感想その4。今回も2冊まとめてー。

(あ、ネタバレ注意です)

■アキバ迷宮 ~小さな先輩と小旅行~/マホ

アキバ迷宮 ~小さな先輩と小旅行~ (impress QuickBooks)
アキバ迷宮 ~小さな先輩と小旅行~ (impress QuickBooks)

小さな先輩と異次元アキバをうろうろするお話。

前半半分くらいは小さな先輩とまったり

アキバを旅行しているお話で、ほっこり系なのかなぁと読み進めていたのですが。

唐突にとんでもなくグロいシーンが出てきてびっくりしました。

その瞬間、ネコミさんの印象がこえぇー、になった。

AKIBA PC Hotline!賞受賞作なので当然アキバが舞台なのですが、

猫耳、メイド、胸を気にする先輩、テンポのいい掛け合いといった感じで、

ラノベっぽいガジェットの詰まった作品でした。

思いのほか読みやすかったです。

こういう文章はいいですねー。一気に読めました。

頭が疲れてるときにサクっと読める感じです。

■もし、三十路を過ぎた普通のOLが元魔法少女だったら/因幡 雄介

もし、三十路を過ぎた普通のOLが元魔法少女だったら (impress QuickBooks)
もし、三十路を過ぎた普通のOLが元魔法少女だったら (impress QuickBooks)

ありそうでなかった設定という感じ。

魔法少女とか元萌えキャラとか設定がおもろい。

アキバ迷宮とは対照的にスピード感がある作品で、

一気に読みました。魔法少女ならではの小道具が随所にあっておもろい。

意外とシリアスなんだけど随所にコメディを挟んである感じで、

テンションの振れ幅が大きい印象。

個人的にはコメディ部分が結構面白かったので、

そっちをもっと前面に押し出した作品も読んでみたいかも。

一つだけちょっと引っかかったと言えば、

主人公の最後の決断があっさりしていたことですかね。

主人公はシバのために色々捨てることを決意するわけですが、

同じ結論だとしても、三十路だからこそ迷う部分ってあると思うんですよね。

親とか兄弟とか仕事とかそういう現実的な問題もろもろ。

そういう三十路ならではの葛藤があったらより良かったかも、

なんてことを三十路の私は思いました(爆)

というわけで今回もライトに感想お送りしました。