草野たき「ハーフ」 感想
ここ最近、本は読んでいたもののいまいち読書欲が足りてなくて、
なんでだろうと思っていたらYA成分が足りてないことに気づきました。
最近はKindleとかKoboアプリに溜まってた積ん読を崩してたんですが、
その辺の本にあまりYAがなかったんですよね。
というわけで図書館に行ってYAコーナーでたんまりと借りてきました。
早速1冊読んで、すごく良かったんで紹介。
草野たきさんの「ハーフ」です。
デビューされている作家さんです。
この賞を受賞されているYA作家さん多いんですよね。
で、お話は、犬がお母さんだとお父さんにずっと
教え込まれてきた小学生の男の子のお話です。
お父さんはガチで犬のヨウコを奥さんだと公言して憚らなくて、
そのことで主人公はクラスの男子にからかわれたりもします。
でも幼い頃から犬のヨウコがお母さんだと言われていて、
ヨウコが本当のお母さんじゃないと気づいたのも五歳のときだし、
犬のヨウコのことも大好きなのでいろいろ複雑で……
といった感じのお話です。
一気に読んだ(児童書寄りなので短め)のですが、
なんかツボってしまって、後半1/4くらい泣きながら読みました。
むちゃくちゃよかった。
家族ってなんだろうを考えさせられる、あったかいお話です。
これ、私はめちゃくちゃ泣けたけど、泣けるのってもしかして
自分がこの年齢だからなのかなぁ……。
ちなみに犬のヨウコはもふもふで、
わんこに触りたいなぁと思うような描写がたくさんありました。
たまにはほっこりしたい、心がすさんでいる現代人や、
わんこ好きにもお奨めの作品です。
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