『月刊群雛』来月号(9月号)参加します&実験すること
参加者確定記事が出たので。
「月刊群雛 (GunSu) 2014年09月号」参加者確定! 現在制作進行中・発売日は8月26日です #群雛
今回のティザー広告、眼力すごいですね。表紙も期待大です。
というわけで、新作枠が4日くらい空いてたのでエントリーしました。
8月頭のブログ記事で対話体小説がどうこうって書いてたと思うんですが、
その対話体小説にチャレンジしてみました。「 」だけの小説です。
(原稿はもう提出済み)
自分的にはかなり楽しく書けたんですが、
楽しすぎてほかの小説が一時的に手に着かなくなった感じでした。
やったことがない形式だったのもあり思考錯誤して面白かったです。
でもって、そのあといつもの文体に戻したところ、色々考えるきっかけにもなりました。
実は私の文体って、これまで会話の「 」を減らす方向に
進化(?)させてきてたんですね。
地の文に会話が埋め込まれてるのはもろそのせいです。
昔は会話が多い形式で書いてたんですが、
なんかそれいまいちだなって思うことがあって減らす方向に傾いていったんですね。
で、今回「 」だけの作品書いてみたわけじゃないですか。
そうすると、会話でいかに情報を小出しにするかを考えるじゃないですか。
今までは会話を減らす→会話はアクセント、ってくらいの扱いだったんで、
会話文の中に意識して情報を置くってことをやってなかったんですね。
なので、まるっきり正反対のことをやってる感覚になりました。
そういえば、最近、筒井康孝の「創作の極意と掟」を読みました。
まぁためになったわけですが、この本読んで思ったのが、
筒井康孝はずっと小説で実験を繰り返してるんだなぁってことです。
文体、時間の使い方、視点の使い方などなど、やり方は色々あるわけです。
書きやすい文体ってのはもちろんあって、それを磨くのもいいんですが、
意識してまったく異なるものにチャレンジするっていうのも
大事なことなのかもなぁと思いました。
とまぁそんなわけで、自分的実験小説です。
どうぞよろしくお願いしますー。編集もがんばります。