怪談を読んでみた
小説のための資料集めついでに、
最近怪談を読んでみました。
よくよく考えたら、日本の怪談って薄らぼんやりは知ってましたが、
詳しくは知らなかったんですよね。
実際問題、読むまで四谷怪談と皿屋敷がごっちゃになってました。
四谷怪談がお岩さんで、皿屋敷がお菊さんの「一枚、二枚……」ですね。
角川書店の方の奴が現代語訳なんですが、
四谷怪談はそっちが東海道版、
青空文庫の方が実録版だそうです。
話の展開が違うんですね。
東海道四谷怪談の方だと、お岩さんは薬のせいで顔が醜くなっちまいます。
後者の方だと、お岩さんははじめから顔が醜いんですね。知らんかった。
あと、皿屋敷も興味深かったです。お菊さんが出てくるのって結構最後の方で、
前半はお菊さんの両親の話とか周辺の人の話が中心なんですね。
で、まぁ読んでみた感想なんですが。
自分があんまり詳しくないんで江戸時代の話とかみんなこんな感じなのかもですが、
日本の怪談って、基本は男女の愛憎劇で、
都合が悪くなったらすぐに斬る→怨念発生→仇討ち、
みたいな感じなんですね。死ぬわ死ぬわ死体のバーゲンセール状態。
でもって横恋慕多いな!あちこちで昼ドラ展開!
という感じで、普段読まないので普通に読みものとしても興味深かったです。
で、普段児童書に近いものばっかり読んでるもんで、
小難しい言い回しとかあると結構頭が理解するの苦しくて、
これもしかしたら英語の方が読めるんじゃないかなとか思った。
日本の古典を英語に訳したものって、
意外と原典読むよりは難易度低い気がするんですよね。
怪談ものも英語の本いっぱい出てますね。
怪談って英語だと「Kwaidan」って表記するんすね。
青空文庫的なのもありますね。DLしてみよう。
でもって↑の2冊目のやつとか、紙は1000円以上しますがKindle版安いですね。
洋書だとKindle版との価格落差が激しいのとか、結構あったりするんだろうか……。
予約販売中ー。