原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

断定回避の言葉

昨日も書いた、内館牧子さんの「カネを積まれても使いたくない日本語」

を読んで思ったことその2です。

この本の第三章に書かれている、

「断定回避の言葉」について。

要するに、日本人は断定した言葉をあまり使わないので、

曖昧にしたりぼやかしたりする表現を使いがちなんだけど、

これも度を過ぎるとキモチ悪いよねという話です。

例を上げると、

・~みたいな

 猫が好き、みたいな?

・感じ

 いい感じ♪

・とか

 コーヒーとか好きです。

・~のほう

 トイレはあちらのほうになります。

・ある意味

 ある意味それは正しいです。

ちなみに例文は私が作ったやつです。

「~のほう」は常々気持ち悪いと私自身も思ってて

口語でも絶対に使わないのですが。

それ以外はほぼ使ってますね、主に口語で。

便利なんですよね。

とはいえ、この本を読んでて、使いすぎてクセになってるなと思いました。

原稿の推敲をしていると、頻出してる表現を削除することがままあるのですが、

私の場合、以下の語を消す率がものすごく高いです。

「少し」「あんまり」「なんか」「なんだか」

どれもこの断定回避の言葉な気がしてます。

特に、「少し」の使用頻度がすごいです。

執筆段階で使わないように意識して意識してますが、

それでも「少し笑った」「少し困った」「少し驚いた」とかすごく使いたくなります。

この断定回避の言葉、要注意だなぁとホント思いました。

とはいえ、会話でこれを回避するのはものすごく神経使いそうですけどね。

日本の文化自体がそういう雰囲気ですし。

慣れって怖い。


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