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原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

「ダレン・シャン」シリーズ読破しました

読み終わったのは先週ですが、

ダレン・シャン」シリーズを全巻読み終わりました。

ほかの本を間に挟みながらではありますが、

足かけ3ヶ月ってところですね。

面白かったですが、やっぱりシリーズ読破ってエネルギー消耗。

以下、ネタバレありの感想まとめていきます。

この作品はイギリス生まれのダークファンタジーです。

イギリスといえば、「ハリー・ポッター」が有名ですね。

ダーク・ファンタジーの冠にふさわしく、本当にダークでした。

カエルとかクモとかいっぱい出てきます。

でもって、主要キャラクターがバンバン死にます。

ハリー・ポッター」でも結構人が死ぬイメージあったんですが、

ダレン・シャン」の方がさらに容赦ない感じです。

物語の山場じゃないところで思いもかけなかった人が死んだりします。

おかげで予定調和的な物語展開の予想はできません。

結構ショックも受けました。

とはいえ、子ども向けではあるので、

伏線とかは結構丸わかりなものも少なくはなく。

そこら辺は「ハリー・ポッター」の方が周到だった感じはします。

全12巻で、3巻ごとに山場があるのですが、

個人的には6巻と9巻が強く印象に残りました。

6巻は非常にシリアスな展開になりつつも、

最後にバンパイアたちが下した決断に本当に感動して震えました。

ここまで読んできてよかったー!と心底思いました。

一方、9巻は逆の意味で衝撃で、あまりに残酷な展開で終わり、

読み終わったあと呆然としました。

どちらもシリーズ最初から通して読まないと味わえない読後感なので、

こういうのはシリーズものの醍醐味ですね。

なんだかんだでこのシリーズ読破して印象深かったのが、

スティーブ・レパードという悪役です。

こんなに残忍な悪役を久々に読んだなと思いました。

子どもでも容赦なく殺すし、その遺体をぶら下げて見せしめにしたりするし、

いやはやほんとすごいですよ。ここまでやるかという感じ。

ダレンの妹・アニーと……という事実にもちょっとうげぇって思いました。

その上、変なところは人間臭いんですよね。

バンパニーズ側の大ボスってことにはなるんですが、

悪の組織のラスボス感みたいなのは薄くて、あくまで私怨で動く。

私怨だから、どこまでもダレンに残酷になれるんですよね。

しかも、結構な割合で自ら手を下します。

そういう部分が興味深いというか参考になるというかでした。

あと最終巻の12巻に触れておくと、戦闘シーンは半分もなくて種明かしの趣。

結局、ラスボスはスティーブではなくミスター・タイニーなんですよね。

最後はダレンの魂は救われた的な終わり方だったものの、

すっきりはしない終わりだったなぁと思いました。

人類は救われたかも知れないけど、

主要キャラクターの誰かで幸せになった人はいたんだろうか。

あと、この物語の壮大なメタ構成が明かされます。

著者の名前も作品タイトルも「ダレン・シャン」なのですが、

そこら辺のカラクリというか理由付けはカタルシスです。

このシリーズ、実は外伝とクレスプリーが主人公のスピンオフもあるんですよね。

どこまで手を出すか悩みます。

 

そんなこんなでシリーズ読破しました。

ファンタジーとかそこまで得意分野ではないのですが、

なんだかんだで楽しんで読めました。

こういうシリーズものを読むのは、

ハリー・ポッター」「ゲド戦記」以来ですかね。

読み始めるまでに覚悟が要りますけどもw

また機会があったら何か読んでみよう。