わーくしょっぷ「5」~収録作紹介
お盆の時期だからか、まとめ版のストア配信が
なかなか始まらないなーと思いつつ。
宣伝がてら、ただいま配信中の「5」の収録作紹介など
してみようかなぁと思います。
というわけで作品紹介というか感想みたいな感じですが。
●五ツ葉のクローバー/これこ
トップバッターはこれこさんのホラーです。
初めてホラーを書こうと思って書いたとのことですが、
これまでも書いてたのはホラーじゃなかったのかと聞きたいくらい、
ダークな世界観がキてる作品のお上手な方です。
エレベーターのシーンがほんとに怖い。
あと前にも書きましたがカカシを殺すシーンが最高にイかしてます。
●ver.2015/楢野葉
寿司屋のカウンターのシーンがわかるわぁと言いたくなる、
大人な雰囲気の小説です。
社会人の悲哀じゃないけど、楢野さんの作品はそういうのが
染みる感じがあります。
わーくしょっぷシリーズ1巻の「ヴァージョンBの世界」と対になってる
そうなので、「まとめ版」でまとめて読んでみるのもありかも!
●5月5日の午後5時5分、5回目の五位堂芙美が告ぐ/晴海まどか
自作です。これはおとといのブログで紹介したので割愛。
●15時の永遠/笹原祥太郎
笹原さんの作品にしてはコメディ色が非常に薄くて、
かつ主人公の抱えているものはまったくもって軽くないのに、
最後にはなんか色んな意味で温かくなってしまう作品。
こういうのも書くのかーと最初は思いましたが、
短いながらも非常に丁寧に書かれてて読み心地のいい作品でした。
●5 A.M. SAINT/山田宗太朗
今回のトリは山田さんの久しぶりのビール小説!
しょっぱなからテンション高くてエロいくせに、
最後こんなに爽やかに終わっちゃうのかとしてやられた気になりました。
個人的には「メンヘランド」のやり取りの下りが好きです。
あと後半で酔っ払ってゲロゲロしてる辺り。
って書いてると爽やかとは縁遠そうなのになぁ。
読んだあとあまりに爽やかで、「5」のシメは山田さんしかないなぁと思いました。
という感じの5作が収録されております。
また、BCCKSは会員登録なしでブラウザ上ですぐ読めちゃったりもするので、
気になる作品があったらぜひ見てみてください!