新刊『ギソウクラブ』:連載時から変わった部分
『ギソウクラブ』は昨日このブログで紹介した『月刊群雛』連載作だったのですが、
あの出版から出し直してもらうにあたり、地味に色々変わっていたりもします。
というわけで、今日はその辺をちょっと紹介してみます。
例のごとくで立ち読みを先に貼ります。
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それでは、『月刊群雛』連載時から変わった部分を簡単にまとめてみます。
■「あとがき」
意外と普通ですみませんですが、あとがき書きました。
ちなみにこのあとがきでは、『月刊群雛』では書かなかった、
各話で登場する舞台(千葉市)の具体的な地名の簡単な解説を入れてます。
作中で詳しく説明してない部分も書いているのでぜひチェックを。
■プラスαの表現上のブラッシュアップ
『月刊群雛』連載時にも毎回校正をちゃんとしてもらってたのですが、
今回出し直すに当たってまた見直したので変わっている部分があります。
具体的に例を挙げると、例えば第三話で、りるはが波野という男子を指差すシーン。
仮にもヒロインが人を指差すのはどうなんだ、と読み返して思ったので、
視線を向けるといった表現に変えました。
といった感じで、細かい部分をちょこちょこいじりました。
この作品、『月刊群雛』で連載するまでにも二、三ヶ月推敲したものなのですが、
推敲というのはほんとやってもやってもきりがないです。
■大人の事情による単語の置換
あえて具体的な理由は書きませんが、以下のような単語を別の表現に変えてます。
お察しいただけましたでしょうか?
ちなみにですが、実は「石神くん」のときも、
「ジップロック」という単語を別の表現にしています。
ここら辺は出版社のさじ加減によるようですが、こういう調整が入ると、
個人的には「出してもらうんだ」って実感が強くなりますw
単語はただ置換するだけじゃなくてちゃんと前後との調整もしてるので、
『月刊群雛』が手元にある方は見比べてみると面白いかも?
■イラスト
あの出版から出していただくにあたって、
表紙&挿絵イラストを湯浅佳奈子さんにつけていただきました。
「戦う僕らのRGB」シリーズ、「W・キャスト」など、
これまでも個人出版でお世話になっているイラストレーターさんです。
基本的に萌えイラストをつけるような作風をしてない私なことも相まって、
色がきれいな絵柄がすごく好みなのです。
今回は挿絵のデザインも凝ったものにしていただいてるので必見です。
といった感じで、トータルすると連載時から色々パワーアップしています。
色んなストアで買えます。どうぞよろしくお願いします!