原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

「女性コミック」というカテゴリとか当て馬の話

少年マンガ・青年マンガって単語がありますが、
青年マンガに相当する女性向けマンガをなんていうんだろうと
ここ数日思ってたんですが、「女性コミック」なんですかね。

なんか大人女子向けマンガも「少女マンガ」でくくってるサイトとかが
多くてずっと疑問だったんですが、この辺とか見てたら
「女性コミック」とあったのでそうなのかなと。

bookstore.yahoo.co.jp

 

ちなみに「女性コミック」って単語だとレディコミとかTLを連想しがちなんですが、
単純に「青年マンガ」と対になる言葉ってことでいいんだろうか。
電書ストアとか本のサイトだと一応そんな感じで使われてるっぽいけど、
あんまり世間的に浸透してない感じがしないでもない。
事実、少女マンガランキングとかそういうサイト見てるとごちゃごちゃだし。
でも、OLさんとかが主人公の普通のマンガさすとき、
やっぱり「少女マンガ」だと違和感あるよなー少女じゃないし……。

そんな大人女子向けマンガで、最近一気読みしたのがこちら。  

能力はそれなりにあるのに人が良すぎて外れクジばかり引かされてた
派遣社員の主人公・なほは、色々あってデザイン事務所に就職、憧れてた正社員に。
そこの若手イケメン社長が、世界的に有名な元デザイナー。
最初は最悪な印象しかなかったけど……。

という感じであらすじ説明してみましたがこんな感じです。
表紙を並べて見ると最終巻までひたすらいちゃついてそうに見えますが、
それに反して中身はどんどんシリアスな方向にいきます。なかなかいちゃつかないし。
仕事とかやりたいこととか存在価値とか、人の死とかひたむきさとか、
色々考えさせられるポイントが詰まってて予想外によくて9巻で泣けました。
女性向きマンガなので心内描写が結構多いんですが、
それがわりと「わかるわかる」っていうのが私は多かった。
少女マンガお決まり胸キュン要素も色々ありで、気づいたら全巻一気読み。
電書版も出てます。オススメです。

 

そういえば、このマンガでもメインのヒーローとは別に当て馬キャラが出てくる
んですが、少女マンガってやっぱりこの当て馬(イケメン・性格よし)が
出てくるのがお決まりなのかなーというのを思ったりしました。
主人公とヒーローがうまくいかなくなったところに現れる当て馬くんは、
ヒーローの焦燥感を煽る働きをし、最後には二人の手助けをするカタチに。
しかもヒーローがわりと性格に一癖あったりするケースが多いので、
大抵当て馬くんは優しくて性格もいいのがパターンで不憫でならない。
当て馬くんと最後までうまくいってしまう少女マンガってないんだろうか。

少女マンガじゃないんですが、最終的に王道の流れを裏ぎる結末になる
恋愛ものだとこの辺がイチオシです。

最終巻で「ふぇぇぇぇぇぇぇ」ってなります。

少女マンガを読んでて「こういう話ないのかな」って思うようになってきました。
なければ自分で書けばいいのかもしれん(小説だけど)。