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原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

新刊「一小路真実は興味がない」:文体の話 #群雛文庫

電子書籍雑記 執筆

文体とか作風の話を考えていたので、
昨日発売の「一小路真実は興味がない」の話に絡めて。

 

かつては作品に合わせて文体とか言葉を選ぶなんてことができなかったんですが、
幅広いジャンルの作品を読むようになったり、対象読者を意識するように
なったからか、最近はそういうのをまず考えてから書き始めることが
できるようになりました。
用字用語の使い方だけじゃなくて、最初に表現設計をするイメージです。
基本的に私は一人称小説を書くので、
主人公の語彙レベルと、読者の語彙レベルをすりあわせて、
言葉のレベルや漢字やひらがなの使い方を決めてく感じです。

例えば、「独壇場」って言葉を使いたかったけど、
低年齢向けの作品だったら「一人舞台」に変えてみるとかですね。

「一小路真実は興味がない」に関して言えば、徹底的に口語に寄せています。
「体育館倉庫chattering」は会話文だけなのでおいておくとして、
「白雪姫~」や連載中の「引きこもり図書委員~」は、
ぶつぶつ口に出して読んで見直しました。
基本的に主人公の真実ちゃんがしゃべくってるイメージで全部書いてます。
前のめり気味・テンション高めなので、元気がないと書けません。

これとまったく同じ意識で書いたのは「ギソウクラブ」ですかね。
特に3章のカナの語りは女子高生がキャハッとしゃべってる感じを意識してます。

ギソウクラブ

ギソウクラブ

 

基本的にホラーとか純文学風のものを書いてた時期が長いこともあり、
本来はちょっと堅苦しくて小難しい言い回しが好きだったりするので
ややジレンマがなきにしもあらずなんですけども。
自分が好きなものを好きなように書いてるだけじゃダメだなぁとは思うので、
書きたいものはそのままに、それが活きる形にして読者に届けたいなぁと思います。
最近は言葉をチョイスする作業も楽しいです。

といった感じで、女子高生一人語りのライトミステリー「一小路真実は興味がない」、
発売中であります。

一小路真実は興味がない ?白雪姫のための毒リンゴ(ジュース)事件? (群雛文庫)

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