原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

文章力の話

一昨日のブログ記事のPVが、ここ最近の中ではむちゃくちゃ伸びてました。

mfineocean.hatenadiary.jp

文章のことってみんなやっぱり興味あるんだなぁと思いました。

 

昨日も小説の書き方本みたいなのを紹介しておいてなんなのですが、
実は私、文章の書き方本みたいなものはほとんど読みません。
知らなかった日本語の本とかそういう豆知識系は積極的に読むんですが、
読みやすい文章を書くための本みたいなのはあんまり読まないんですよね。
そういうのを読んで文章を書いたことがないからとしか言えませんけど。

ふり返ってみると、学校で作文とかを添削されても、
あんまり文章の読みやすさでもって添削されることってなかった気がします。
文章を添削されたなーって記憶にあるのは、高校時代の小論文の添削、
あとは会社員になってからのライティング業務での添削ですね。
文章のこと学べそうっていう動機だけで会社選択しただけのことはあった気がします。
やっぱり誰かに読んでもらって「読みにくい」「意味がわからない」とか
はっきり言われて原稿まっ赤にされると、何がダメなのか考えますし奮起もしますし。
そういう環境だったので、自分も後輩の原稿まっ赤にしたりもしてましたし。

文章の基礎的なルールなら、ハンドブックとか読むのも確認になります。
文法の教科書もいいんですが、こっちの方が実践的で具体例が多いのが特徴。
私は記者ハンドブック愛用者ですが、そういえばもうすぐ第13版が出ますね。

 

文章力といえばですが、サイトを久々に見たら復活しててビックリしたんですが、
文章能力検定」というのがあります。漢検協会がやってます。
一時期休止してたんですが、名称変わって再開してたのですね。
私は2級まで取得したんですが、この検定は地味にとっても訓練になります。
短い試験時間で原稿用紙数枚分の文章を手書きで書かせられるのですが、
要約力とか構成力をつけるにはいい試験だと思います。

たまに「文章力ってどうやってつけるんですか」と訊かれたりするんですが、
書いて書いて書きまくるしかない気がしてます。
その上で、読んでもらいたい人に通じるかどうか考える習慣をつけろとしか。
書いたものをまっ赤にされてフルボッコにされたことがあると、
書き上げてから「これで本当に通じるかな」って自問自答する習慣が
つくと思うんですけどね。意外とこれがなかなか難しい。

そういえば、以前は「書きたいシーンや伝えたいものがあるのに言葉がわからない」
ってことが往々にしてあったんですが、何年か前にそれがふいになくなりました。
言葉選びで苦労しても、表現しようと思ったものを表現できないジレンマというのが
ほぼなくなったんですよね。別に特別語彙が増えたって気はしてないんですが。
長年書き続けてたおかげかもしれんですね。

そして、文章力と面白い話を考える力というのはまた別ものなんですよね。
そこが一番難しい。