原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

言葉の見た目とかタイトルとか

校正の仕事と言いながら編集っぽいことも同時にやってる仕事なのですが、
単語の選別一つで印象がガラっと変わるので、面白いなぁと思うことがよくあります。

 

例えば、リッチで贅沢なリゾートホテルにお得に泊まれる、ということを伝えたくて、
「激安」「破格値」「衝撃価格」なんて単語を使いたくもなるのですが、
別に使ってもいいんですけど、使いすぎるとなんかディスカウントショップの
チラシみたいな雰囲気になって、リッチで贅沢な雰囲気が薄れてしまうとか。

○○の時に機能が使えません、ってことを伝えたいときに否定系のまま
書くんじゃなくて、▲▲の時は機能が使えます、って肯定文に変えるとか。

伝えたい情報としては変わらないんですが、
言葉の選択一つで見た目が変わるのは、まぁ面白いですね。
なんてことを改めて思いつつ、そういえば「文章の見た目」って本を自分も
出していたことを思い出しました。なぜか20%ポイント還元セール対象です。

テクニカルライターが教える、文章の見た目を良くする技術

テクニカルライターが教える、文章の見た目を良くする技術

 

 

そういえば最近、小説のタイトルもまさにそれだなーと考えさせられる話を
某所で聞いたばかりです。
小説のタイトルっていうのは「顔」だし「第一印象」になるから大事だという話。
まぁ当たり前なんですけどね。これが適当な人が少なくないという話。
対象読者とかジャンルによってもまた付け方違うと思うんですが、
最近はタイトルから中身が想像できるようにというのを自分は意識してます。
キャラの年齢だったり舞台だったりストーリーだったりなんでもいいと思うのですが。
あとタイトル案は数十個だーっと並べて選別するようにもしてます。
自分の中でこれだっていうのがあっても、一応並べるだけ並べるようにはしてます。
並べないと見た目がいいか悪いかわからないこともありますしね。

なんてことを考えるきっかけになるので、校正の仕事は悪くないなーと思いました。