昨日に引き続き翻訳コンテストの話 ~翻訳時にどんな単語が選ばれるのか
昨日に引き続きですが、翻訳コンテスト関連の記事。
ITmedia eBook USER:ラノベに名前を載せるチャンス――「ライトなラノベコンテスト」受賞3作品を対象とした翻訳コンテストが開催
AKIBA PC Hotline!:アキバなラノベ、英語版を「作って」みませんか?
上の二つ目の記事で、面白いことが書いてあってほほぅと思いました。
ところで、「ラノベの翻訳」って実は面白いポイントがあるようで。Conyacのサイトにある注意事項曰く、“「先輩」や「アキバ」などの語句は最終的に説明ページを加える予定で、そのまま”Senpai””Akiba”と翻訳していただいて構いません”だそう。つまり、「先輩」はあくまでも「Senpai」で、「upperclassman」(英語の「先輩」)ではない、と。よく見たら英語のWikipediaにも項目たってるし(笑
そうなんだ。「先輩」ってのは、ラノベだともうそれで別物の単語なのか。
「アキバ迷宮」はラノベらしいガジェットがいっぱいあったので、
そういう単語がほかにもありそうだなぁ。
逆に、「アリスの物語」はカタカナ語が多かった印象なので、
そのままするっと英語になりそうな気もする。
(チャットっぽいところは難しそうだけど)
私の作品は「先輩」とかそういうのは出てこないんですが。
主人公の名前が「逸子(いつこ)」という若干今どきでない感じなんですが、
実はこれ、「夏子(なつこ)」っていう主人公にとっては非常に不本意な
あだ名ゆえにつけた名前だったりします。「いつこ」と「なつこ」。
なんですが、これをそのまま「Natsuko」って訳しちゃうと、
「夏」の意が消えちゃうんでダメなのですよね。
というわけで、そこら辺がどう訳されるのか楽しみにしてます。
あと日本語的に英語だとどうなるのかなーと思っているのが「昇降口」ですかね。
アメリカの学校、当然のことながら上履きに履き替えるなんて習慣はないでしょうし、
どんな風になるのかなぁ。
と思ってGoogle翻訳にかけたら「Hatch」だった。さてさて。
まぁでもそれくらいしか思い浮かばないので、
あんまり特徴のあるような単語は使ってない気がする。
気がしてるだけかもだけど。
そもそもタイトルは何になるんだろう(爆)
そんなこんなで、「明日が雨でも晴れでも」の受け付けは7/29~です。