内館牧子「カネを積まれても使いたくない日本語」感想
今日読み終わった本です。
日本語の乱れとか若者言葉とか、
そういうのがかかれた本です。
内館牧子さんは脚本家の方ですね。
この本を読んで思ったこと。
・そこまで言葉一つ一つに目くじらを立てるべきなのか?
・とはいえ確かにキモチ悪い日本語っていっぱいあるよね。
・でもって自分の口語も色々持ってヒドいなぁ。
でした。
ちなみに私がカネを積まれても使いたくないなと思ってる日本語は、
レ足す言葉ですね。
「食べれれます」「寝られれます」「歩けれます」とか、
無駄に「レ」が追加されてるやつ。まじで鳥肌モノです。
ラ抜き言葉は個人的には許容の範囲内。自分では使わないけど。
この本ではイマドキの若者言葉なんかも色々載ってるんですが、
なんですかね。
自分でもめっちゃ使ってるなぁと思いました。
私は話し言葉にはあまり気を配る方じゃないので、
書き言葉に神経10使ってるとしたら話し言葉は5くらいです。
友だち相手だったら「チョー」とか「普通に」とか「感じ」めっちゃ使うし。
まぁでもその辺を直そうとは思えないかなぁ。
それはそれで私の年代の文化だという気がするし。
書き言葉ではちゃんと考えますけども。
中学生の頃に「イイ感じ~」って歌があったの思いだした。
そういえば、ちょっと前に友人と話していたことなんですが、
日本の学校教育って、英語はライティングとかでめっちゃ赤入れされるけど、
日本語ってあんまり添削されないよね、と。
小学校で作文とかめっちゃ書かされますが、あれって内容重視ですよね。
大学受験のために小論文書いたときとか、
会社に入ってライター業の新人研修のときとかは日本語添削された記憶がありますが、
それ以外って確かにあんまりないんですよね。日本語くらい書けるって前提なのかな。
会社員時代に新人さんの文章を添削してて、
てにをはが間違ってるのとか見て愕然とした記憶があります。
英語もいいけど、日本語ももっと学校で教えたらいいんじゃないかと思ったりした。
この本、最後の方にはヘンな政治家の言葉がまとまってたんですが、
いやはやこれが面白かったですね。
「大変遺憾です」「お訴えをしたい」「~してございます」等など、
日本語の乱れが心の乱れとか言うならもういかんともしがたいですね。
今度ニュースで政治家がしゃべってるの見たら
チェックしてみようかなどと思ってしまった。
というわけで、わが身をふり返ると若干心が痛くなる部分もありの、
日本語の本でした。一読の価値はあるかと思われます。
色々思ったので明日以降も何か書こうかな。
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