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原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

日本独立作家同盟セミナー「電子時代、独立作家の執筆・出版手法」行ってきました

日本独立作家同盟のNPO法人化して

初めてのセミナーに参加してきました。

【告知】日本SF大賞受賞の藤井太洋さんが日本独立作家同盟のセミナーへ登壇!「電子時代、独立作家の執筆・出版手法」は5月16日(土)14時から渋谷です

講師は少し前に日本SF大賞を受賞された藤井太洋さん。

ララノコンで特別審査員も勤めていらして、

その後もお世話になっていましたのでご挨拶できて良かったです。

(ちなみにこちらの作品、現在ほぼ半額です)

有料セミナーだったし感想書いていいのかなと思いましたが、

鷹野さんから書いてよいと言われたので抜粋して書きます。

セミナーは第一部が藤井さんによる執筆・出版のお話、

第二部が仲俣さんと鷹野さんを加えた三人のトークセッション。

第一部は出版手法のお話もあったのですが、

実践的な話が多くて非常に参考になりました。

手書きでノート取ってたんですが、

1時間強で3ページ埋まるくらいはメモ取ったので、

全部は紹介しきれませんが、個人的に目からウロコだったりとか

こういう考え方もあるんだと思った部分を少し紹介します。

◆いつ書くか

どこかのインタビューで読んで知ってはいたのですが、

「ジーンマッパー」は通勤電車の中でスマホで書かれたそうです。

色んなツールがあっていつでも書ける環境自体はあるはずなので、

いつでもどんなツールでも書けるようになっておくとよいとのこと。

たとえば、フリック入力でもキーボードでもなんでも。

私はWORDを使い始めて14年くらいで、正直なところWORD以外だと

あんまり筆が乗らないという状態になっているので、

こういう柔軟な部分は見習った方がいいかもなぁと思いました。

◆小説の構成

シド・フィールドの三幕構成法を紹介されていました。

実は紹介された本、私も持ってはいるんですが、

いまいち自分の作品に落とし込めてなかった部分があったんですが、

考え方とかサイドプロットの話とかかなり柔らかく説明されていて、

理解できたような気になりました。

サイドプロット、なんとなくはやってたけど明確に立てたことなかったので、

今度やってみようかなと。チャート作りも昔挫折したけどもう一回やってみようかな。

海外ドラマをプロットを意識しながら見ると勉強になるとおっしゃっていました。

実のところ国内外かかわらずドラマをほとんど見ないのでなんですが、

まずは自分が好きな映画というか、私の場合はコナン映画でこれやってみたら

よいんじゃないかとちょっと思いました。事件発生するしわかりやすそう。

ポリティカル・コレクトネス

「弱者を叩いていないか」「叩かれた読者は二度と戻ってこない」

女性を道具として扱っていないかとか、そういうお話。

これ、無意識にやっちゃいそうだなと自分も怖くなりました。

ラノベで美少女が悲劇を背負いがち、という例があったのですが、

自分は最近少女漫画漬けなので、少女漫画あるあるのイケメン男子はどうか、

とかの視点で考えてみたいなと思いました。

電子書籍向けの表現

リフローである電子書籍での読みやすさまで気にして

セリフや地の文の位置などを調整しているという話は素直にビビりました。

アンダーグラウンドマーケット」は電子版はそのような調整をしてあって、

紙にしたときにその辺は手を入れたそうです。

正直、そんな部分に気を配ったことはまったくありませんでした。

そういう細かいレベルで一文一文の読みやすさに

気を配っているという姿勢そのものにも脱帽。

 

電書版と紙版を比較してみるとよいかも。

◆最後に

このようなメッセージが。

プロであろうがなかろうが、

  出版された「本」は独立する

  自作を卑下しない

  評価を作ろうとしない

レビューされているのは本であり、著者ではない。

という当たり前のことですが再確認した気がしました。

本と著者を混同して攻撃するような人の意見はきかなくていい。

そうなんですよね。そのとおりです。

このほかにもジャンルや価格の話、文章力を付けるためのトレーニングとか、

まだまだ色々あったんですが、個人的な感想をごちゃごちゃ書き連ねてもあれなので、

知りたい人はどこかに上がるであろう詳細なレポートとか、

配信すると言っていたような気がする動画とかを

待ってもらえればいいんじゃないかと思います。

総合的なざっくりした感想を述べると、

すごくロジカルに物語を構築しているのに、

媒体やジャンルに合わせて細部にこだわって一文一文書かれていて、

その上プロモーションのことまで考えられててすごすぎる。

けど、そのうちのいくつかは自分でも意識すれば真似したり

取り入れられたりできるものもありそう、という感じです。

あと今日聞いた話も踏まえた上で、藤井さんの作品を

改めて読んでみようかなと思いました。

というわけで、非常に実践的でためになるセミナーでした。

正会員は無料で聞けるとかお得感半端ない。

ちなみに来月のセミナーは6/20だそうですヨ!