映画「バケモノの子」感想
映画「バケモノの子」観てきました。
というわけでもろもろ感想です。
(※以降、ネタバレあり)
渋谷からバケモノの世界に迷い込んだレンが、
バケモノの熊徹の弟子になって強くなっていくお話です。
師匠と弟子の関係がすごくよかったし泣けました。
八年の間に強い絆も生まれてて、
レンの中にあった穴を熊徹が身をていして埋めるというのもよかった。
あと、レンを支えてくれるバケモノはほかにもたくさんいて、
中でも多々良と百秋坊が「誇らしいなぁ」って言うシーンは本当にジンとしました。
ただ一方で、ラブ的な要素は個人的にはなくてもよかったんじゃないかと
思ったり。楓との急接近がなんかノイズに思えてしまった。
あと、キャラたちがやたらしゃべる。
バケモノ連中が素直なこと言っても気にならないんだけど、
人間がしゃべるとどうしてこう臭いというか説明っぽくなるんだろうなぁ。
映画は約2時間だったんですが、こんなに色んなこと表現できるんだなぁと
思うくらいには色々詰まってました。
展開が早いなと思ったのは楓絡みのシーンだけだったので、
たくさんのものを観たような満足感もあります。
細田監督作品はサマーウォーズ、おおかみこどもも観てるんですが、
主人公たちが世界の選択を迫られるようなお話が多いんですかね。
オオカミ子どもは姉弟でそこがすっぱり別れちゃうんですが、
今回、主人公は最終的には人間の世界に戻りました。
個人的にはバケモノの世界に残るって選択肢もありじゃないかと思ったんですけどね。
ちなみに「時をかける少女」はテレビでやってたの録画しましたがまだ観てないです。
あと、最後の方のドンパチでは渋谷が面白いくらいにどっかんどっかんしてて
面白かったです。描写がリアルなだけにああいうの面白いと思ってしまう。
というわけで「バケモノの子」でした。
色々書いたけど泣けるシーンもあってよかでした。
おおかみこどもが母親の話で、こっちは父親の話って感じなので、
比べて観てみるといいんじゃないかなぁとも思いました。