電書レーベル「群雛文庫」が創刊しましたよ #群雛
いつも編集で参加している、日本独立作家同盟の電子雑誌『月刊群雛』発の、
電書レーベルが創刊になりました。
『月刊群雛』で掲載されていた作品の中から、
編集長がセレクトした作品を毎月ピックアップして「群雛文庫」という
レーベル名で出していく、というものです。
『月刊群雛』の方で毎月全作読んでるので中身は知っていますが、
群雛文庫の方は基本的にノータッチなので、
ラインアップ含めてほほぅと思いつつ見ております。
『月刊群雛』という場に集まった作品に再度スポットライトを当てる、
発表しっぱなしにしないというのはいいなぁと思います。
雑誌は買わないけど特定の著者の作品をパッケージ化したものなら買う、
という層は確実にいるので(自分も基本はそう)。
あと文庫の方は「編集長セレクト」がウリの一つなので、
『月刊群雛』でよく言われてる福袋感とは異なる方向になるかと。
ちなみに今回のラインアップにはシリーズものも2冊ありますが、
どちらも1話完結なので読みやすいかと思います。残りの3冊ももちろん1冊で完結。
手に取りやすい200円&読みやすい2万字程度です。
以下簡単に紹介してみましょう。
「オルガニゼイション」
『月刊群雛』来月号で完結のSFシリーズもの。SFの鉄板ネタも多数含んだ作品です。
読めば読むほどキャラも増えて世界観が広がっていくSF。
「デリヘルDJ五所川原の冒険」
タイトル「デリヘル」ですがなんのことかは読めばわかります。
こんな音楽あるんだーと思わせられるシリーズもの。
「夢を継ぐ」
上記2作に比べると文学っぽい趣が強い1作。前後編連載だったものが1冊に。
サスペンス。
「パレード/マトリョーシカ」
別の作家さんの作品の詰め合わせですが、面白いことに作品テーマに
共通する部分がある2作。この二作を組み合わせたこと自体も秀逸。
「Xメン・日本」
竹島さんは群雛の常連著者さんですが、個人的にはこの「Xメン」が
一番面白かったと思っていたので表題作に入ってて納得。ダブルミーニング。
まだBCCKSのみでの配信ですが、今後Kindleストアなどにも配信されていきます。
ぜひぜひ。来月のラインアップも気になりますねー。