原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

好きな漢字と使いたくない漢字

先週末から今週頭まで体調悪くて作業が滞りまくってたおかげで、
ここ数日はひたすら自分の原稿読んでます。
6周くらい推敲してから2週間寝かしてた原稿なんですが、
久々に読み返して誤字とか見つけるとなんか嬉しいです。
10周くらい推敲したあとなら直せなくてもいいんですが、
その手前で直すところが見つからない場合は、
大抵自分のコンディションが悪いときなので。

 

基本的に「記者ハンドブック」とかにあるような表記に慣れてる自分ですが、
理由もなく好きな漢字とか嫌いな漢字というのはやっぱりあるわけです。
特に小説は誰に縛られるでもないので、その辺は好きなものを使ってます。
好きな漢字を好きに使えるのは快感です。

好きで意図的に使ってる漢字だと、

  • 訊く
    ものを尋ねるときは必ずこっち使います。
  • 喰う
    「くう」と読ませる場合は「食う」ではなく「喰う」を使います。

ただし上記、児童文学の場合には、泣く泣く普通の漢字に倒しますけどね。

あんまり使いたくない漢字だと、

  • 構う
    「結構」とか熟語の場合はいいんですが、「かまう」と読ませる場合に
    なんか昔からすごく使いたくないんですよね。「かまわない」とか。
    でも「楽器を構える」に限って漢字にします。
  • 付く
    この漢字ほんとイヤなんですよね。「気が付く」とか「取り付ける」とか。
    「付き合う」とか熟語以外は全部ひらがなにします。

  • 「すみ」って読ませる場合、最近はひらがなにしちゃってますね。
  • 駄目
    「ダメ」とカタカナ表記に倒してます。
  • 振る
    「振動」とか熟語だといいけど、あとは基本的に開く。
  • 全て
    記者ハンドブックでも漢字推奨だけど、会社員時代に開くルールだったせいで
    漢字にすると違和感半端ないので基本的に「すべて」と開いてます。
  • 繰る
    「ひっくり返す」とかの「くる」です。この漢字なんかイヤなのです。

 

多分今思い出せないだけでほかにもいくつかありますね。
こうして見ると、好きな漢字より圧倒的に理由もなく毛嫌いして
使わない漢字の方が多いという、ただの偏屈に思えてきました……。
なんで使いたくないんですかね。でもなんかイヤ。
でも小説なのでこういうこだわりあること自体は別にいいかなとも思ってます。

ちなみにこの好き嫌いにも自分の中で流行廃りがあって、
「構う」「付く」とかは昔からなんですが、「隅」「振る」なんかは
使わなくなったのこの1年くらいなんですよね。
今後も増えたり減ったりするかもしれません。

漢字の話でした。

 

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