知ってる場所が作中に出てくるのは楽しい
今こちらの本を読んでるのですが、
舞台がフィンランドの、ヘルシンキに次ぐ大都市・タンペレという街です。
ムーミン博物館があることで有名な場所でもあります。
このタンペレ、実は4年前に旅行で訪れてることもありで読んでてとっても楽しい。
翻訳物の小説もたまに読むのですが、やはり知らない国だと風景をイメージしにくい
ことも多いので、今作は具体的にイメージできるのが嬉しいです。
タンペレの写真を探したらこんなの出てきました。
ムーミン博物館
ピューニッキ展望台
展望台の1階にあるカフェのドーナツ(リコリス入り)
この展望台とドーナツ、「ルミッキ」にも出てきて読んでて一人で興奮しました。
タンペレの地名が結構具体的に出てくるんですが、意図的なものなのか気になります。
ほかにも、作中には「ムーミン」「マリメッコ」「アングリーバード」「アルテック」
なんていうフィンランド好きホイホイ単語が散りばめられてて、
ストーリーを差し置いてもうそれだけでかなり楽しめてます。
ちなみにストーリーの方は結構血の臭いがする感じです。
あと主人公に色々秘密がありそう。今3/5くらい読んだので続きも楽しみ。
それにしても、作中に知ってる場所が出てくるとどうしてこんなに楽しいんですかね。
作品世界が身近に感じられるからなんでしょうか。
小説は知らない世界が覗けるから楽しいっていう一面ももちろんあると思うんですが、
知ってる場所が出てくるのもまた違った楽しさでいっぱいです。
なんて効果を狙って、最近自分でも小説書くときは具体的な地名を出してたりします。
ただいまポイント還元で微妙にお得になってる「ギソウクラブ」は千葉小説。
西千葉、津田沼、千葉都市モノレールなどなどのキーワード出てきます。
あとはまだ外に出してないですが、横浜近郊が舞台とか、都内某所が出てくる作品も。
関東以外で暮らしたことがないのであれですが、土地勘がある場所は
一度くらいは作品に落とし込んでみても面白いかなーと思ってます。
あとそれこそ、いつかフィンランド小説みたいなのも書いてみたいです。
フィンランドに旅行する小説なら今すぐにでも書ける気もしますが、
なんかせっかくならフィンランドでの生活みたいなのがわかるもの書いてみたい。
(とかいって私もフィンランドに長期滞在したことあるわけじゃないけど)
サルミアッキのおいしさがわかるようにならないとダメですかね。
「ルミッキ」でも主人公がサルミアッキが好き、と明記してて、
日本人が納豆好きっていうのと同じようなもんなんだろうなぁと改めて思いました。