原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

「センチメンタル☆サーティ」ができるまで ~プロットができるまで④

新刊「センチメンタル☆サーティ」のプロットのお話その④です。

昨日までで、キャラ設定ができたところです。

 

いよいよストーリーラインに着手です。

今回は、担当者さんとの最初の打ち合わせ時に
「電書でサクッと読める文量=15,000字以内くらい?」
と各話のボリュームを事前に設定していました。

ここまででキャラ設定が詳細にできあがってるので、
そのキャラが何に悩んでいるか、というのはすでに見えています。

なので、まずはその悩みにどんなオチと展開をつけるのかを決めました。

そしてそのあとは、15,000字に収まるくらいの小エピソードを決めていきます。

私の書き方だと、大きく4つくらいのシーンに分割すると15,000字くらいになる、
というのが経験則からわかってるので、
導入部分→エピソード1→エピソード2(山場)→オチ
という感じで骨組みを作って埋めてく感じにしました。

ここ2年くらい、短編をたくさん書いてプロットを詳細に作るようにしてたのが
役立ちました。結果的に、このシーン数で書いたらボリュームぴったりでした。

そんなわけで、各話A4用紙で1枚分くらいのざっくりしたストーリーラインを作成。
これを担当者さんに確認してもらって、コメントをもらってOKが出たところで、
さらに詳細なものを作って、各話A4用紙2枚ずつのプロットに仕上げました。

というわけで、プロットはここで完成です。
なお、これまでのプロット作成、どれくらいの期間でやったかというと、
インタビュー期間含めて大体25日くらいですね。
あと、完成したプロットの状態でアラサー友だちの感想や意見ももらって
反映したりもしました。
プロットを詳細に作って人に読んでもらうのはいいと思うのです。
執筆してから大きな指摘をされても直せないってことは往々にしてありますが、
プロットの段階であればいくらでも直せます。
あと、原稿用紙数百枚相当の作品を読んでもらうよりもずっとハードルが下がります。

ちなみに、プロット設定時にこんな部分も決めたよ、
という話もあるので、そこら辺は次回に。

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