KDP始めて半年経ったよ 2 ~値つけについて考えた
KDP始めて半年経ったよシリーズその2。
ということで、値段について。
といっても、私の場合、全11冊、今のところすべて100円で出しています。
値段については、澤さんのこの本↓も参考にして、
Five Months in KDP (2013/05/01) 澤 俊之 商品詳細を見る |
手持ちの弾が多いことも考慮して、しばらくは100円でいくことに決めました。
とはいえ、何も考えずに100円にしていたわけではないので、
その辺をまとめてみる。
●「1冊でも多く手に取ってもらうこと」を最優先した
これは、3月に「新宿シェパード」を出したときに
6冊/月しか売れなかったことによる反省から。
新宿シェパード (2013/03/09) 晴海まどか 商品詳細を見る |
知られなければ埋もれるだけだというのを痛感。
でもって、自分のペンネームなんて知られているわけがない。
なので、しばらくは手に取りやすさを優先して100円にすることに。
作品を安売りしているようにもみえるかもだけど、
100円だと知らなくてもまぁ読んでみるかと
思ってもらいやすいのは確かだと思う。
(実際に、名前も知らない人の作品だけど100円だしいいやと思って
読んでみたら意外に面白かった、という書評を何度かいただけていました)
多分無料キャンペーンも考え方としては同じで、
名前と作品を露出させるっていうのが
最初の第一歩なんじゃないかと思った。
あと自分、なんだかんだで意外と謙虚というか小心者なんで、
世間様的に無名の自分の作品に高い値段をつける勇気がなかったのもある。
(まぁ、250円が高いか安いかって議論はあると思いますが、
KDP始めてすぐの私には250円は高く思えたのでした。
デフレの影響だな。250円だと中古の漫画本くらいの印象)
●とはいえ、長編と短編は同じ値段で売りたくない。
私の本を複数冊読んでくださった方がいた場合、
同じ値段なのにボリュームに大差が出るのはちょっと嫌だなぁと思ったので、
長編(原稿用紙換算300枚以上)は上下巻に分けることにした。
自分でもこの文量が100円ってどうなのよと思ったし。
なので、全冊100円といいつつ、
実質は短編が100円、長編が200円の計算。
200円なら250円にしてセレクトの恩恵に……とは前述の理由から微塵も考えなかった。
たとえ入って来るロイヤリティが同じでも、
出る冊数が少なかったら私としては意味がないので。
あと、上下巻に分けると逆に手に取りにくくなるかも、という
危惧はあったものの、そこら辺はあまり感じられなかった。
個人的な感触としては、むしろ分けてよかった事の方が多かった。
(上下巻に分けたことによるメリット・デメリットは別でまとめる予定)
Running under the Moon!! ――Part1 (2013/05/07) 晴海まどか 商品詳細を見る |
Running under the Moon!! ――Part2 (2013/05/14) 晴海まどか 商品詳細を見る |
●「しばらく100円」のしばらくっていつまで?
最初は1年間くらいを考えてたんですが、
自分で思ってたよりも名前を知ってもらえてきているような
気がしてきたので、10月に解禁します。
とはいえ、既刊の値段を上げるつもりはないです。
一度出したものの値段はあまり買えたくないので。
(とはいえ今後100%買えないかはわからないけど)
あと、既刊と今後の新刊で値段とボリュームに差がつくのは嫌なので、
結局のところ「原稿用紙換算150枚」が100円のボーダーという
基準はしばらく変わらなそうです。
それを越えたら文量に応じて100円以上の本にしようと思います。
#ただし、ノンフィクションは別。文量と内容で値段を変える予定。
#あと、KDP界隈全体が100円本は悪だ!みたいになったら変えるかもですが。
目下、10月の新刊が原稿用紙換算270枚くらいなので、
170~180円くらいに設定してみようと思ってます。
売れ方がどう変わるかちょっと楽しみです。
本の値つけについて思っていることをまとめてみました。
みなさんどうやって値段決めてるんでしょーかね?
まぁ私個人としては、とりあえず全冊100円で出したのは悪くなかったかなぁと思いました。
どれでも100円だから好きなのどーぞ!とも言いやすいし、
友人・知人にも「100円だから!ジュース奢るつもりで買ってもらえればいいから!」とか
宣伝しやすいですしね。
#アフィリエイトサイトさまのことを考えるとよくないかもですけど……。
ということで、ワンコイン価格でお手軽に買えます。
よかったらどーぞ!
戦う僕らのRGB (上) (2013/04/15) 晴海まどか 商品詳細を見る |