原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

ついついやってしまう、かもしれない「うろん語」

以前このブログでも紹介したことがあるこちらの本↓

電子書籍を出す人は知っておきたい文章術
ゴマブックス株式会社 (2013-09-05)

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を書かれている、安藤さんの新しい本を読みました。

うろん語の群れ
うろん語の群れ
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安藤智子 (2014-04-05)

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『うろん』っていうのは漢字で書くと『胡乱』で、goo辞書によると、

正体の怪しく疑わしいこと。また、そのさま。

だそうです。

そんなわけで、

ついついやってしまいがちな誤表現、敬語表現、漢字の間違い、

ら抜き言葉同音異義語

などなどが紹介されている日本語の本です。

自分は正しい表現がわかってるかなーと思いつつ読み進めました。

知っていることも多かったですが、やはり知らないこともあり。

たまにこういう本を読むと刺激になっていいですね。

結構わからなかったのが、正しい漢字の読み方。

例えば、

「少人数」→「こにんずう」

 「しょうにんずう」という読み間違いが多く、慣用・俗用が認められるようになったそう。

といった感じで、今は定着してるけど元々は間違いだったよ、

というのがたくさん記載されてます。

ちなみに、自分もちょっと前に頭を悩ませた「荒らげる」もありました。

言葉メモ ~あららげる

間違いやすい敬語とかへりくだり表現の説明も充実。

かつては敬語が使えないと評判だった私ですが、

そこは意外とできてたのでホッとしたり。

敬語は難しいけど、きちんと使えるにこしたことはないですね。

と、結構きちっとした内容の本ではあるのですが、

「この言葉にまつわるこういうエピソードがあった」、

みたいな感じでエッセイ風に書かれているので読みやすかったです。

あと、そうそう、と思った部分があったので引用。

言葉をいいかげんに操っていると、感性も思考力も低下し、まともな会話ができず、文章を書かせたとしても、自分の感情や考えを表すことができないのではないだろうか。

読みやすさとか言葉の正しさとか、そういう部分は追求していきたいですね。

それと、確かにそうだよなと思ったものも。

どんな言葉に違和感を覚えるかは、生まれた年代によって異なり、私の両親や祖父母の例にもあるように、日常の言葉遣いは一世代経るごとに目覚ましく変化していくものだからだ。

自分の常識だけを過信しちゃいけないなと自戒の意も込めて。

私は自分の文体って、さらっと読めるタイプのものだと思ってるんですが、

過去に一度、「奇抜だ」って言われたことがあるんですよね。

親世代の方だったので、それってこういうことなのかなと。

なんて色々ためになったし考えた1冊でした。

ちなみに、冒頭で紹介した「電子書籍を出す人は知っておきたい文章術」の、

3倍ぐらいの量がある本なのですが、102円です。お安い……。