雨が出てくるお話がわりと好きです
最近いかにも梅雨だなーという天気が続いておりまして、
洗濯物が乾きにくくて困ってます。
という現実的な話はともかくとして、小説の小道具として、
「雨」を使うのが結構好きです。
なんてことを思ったので、突然ですが、
雨の日に読みたい(?)、雨のお話紹介。
■あなたは傘に入れない
冒頭が雨のシーン。
神社の息子である主人公の男の子の傘に入ると恋愛が成就する、
なんて噂を立てられ、女子たちに傘に入れろと詰め寄られます。
このお話のキーワードは、雨・森・骨です。イタリアの骸骨寺もモチーフ。
私の作品としてはわりと固めの文体で書いてるサスペンスです。
■そして、世界は静寂を迎える
こっちは雨がやまなくなって世界が沈んでくホラーです。
日常が段々と狂気に浸食されていく感じが書きたかったお話。
自分の中では純文学寄りの作風だと思われ。
つんどく速報さんでも紹介されてます。
仕事しかできない男はダメだ。洪水のとき会社に取り残される『そして、世界は静寂を迎える』ホラーSF小説
■君には傘がよく似合う
月刊群雛 (GunSu) 2014年 02月号 ~ インディーズ作家を応援するマガジン ~
群雛の創刊号に掲載いただいた短編です。
これは不思議系恋愛小説って感じですかねー。
自分にしか見えない雨に降られている男の人を拾う話。
8月くらいに久々に短編集出そうと思ってるんですが、
それに収録しようかと思ってます。
■明日が雨でも晴れでも
明日が雨でも晴れでも (impress QuickBooks)
宣伝し尽くした感がありますが、ララノコン受賞作品。
主人公が紫外線アレルギーの女の子の、中学生の恋愛ものです。
お日さまと雨がキーですかね。
ちなみにこれ、プロトタイプが2作ぐらい実はありまして、
一番最初に書いたのが高校生のとき。
環境問題ブームという奴があった頃で、自分もその手の本をたくさん読んでて、
特に酸性雨に強い興味があったんですね。その手の本結構読みました。
■新宿シェパード
雨をテーマに書いたわけじゃないんですが、
この作品、連作短編っぽい作りになってまして、
そのうちの何作か、ものすごい雨が降ってます。
雨ってなんでこんなに話を盛り上げてくれるんだろう。
というわけでまとめてみたら、雨とか傘とかそういう話多いな!
(漏れてるだけでほかにもあったりして……)
ちなみに大学時代は地理学専攻で気候学のゼミにいたりもしました。
何かとお天気には縁があるのかもしれんですね。