新刊「悪意の日記」:文体の切り替えの話
なんとなく文体の話。
作品書くとき、作風によって文体のスイッチが切り替わります。
A:ライトなもの(よもクラとかRGBとか石神くんとか)の場合は、
心内描写減らして台詞多め、使う単語も難易度低め。
B:逆に今回の新刊とか自分的にライトじゃないものの場合は、
改行も台詞も減らして描写とか心内語増やし、単語も気にせず難しいのも使う。
当たり前の話ではあるんですが、結構自分の中で明確にスイッチ切り替えてます。
時々スイッチの振れ幅大きくなりすぎてAが軽くなりすぎるのが悩み。
素の文体はどっちかというとBに近いです。
新刊の「悪意の日記」はい抜き言葉すらあんまりない感じでかなり硬めです。
台詞の「 」もまったく使ってないし。
少しは意識して硬くしましたが、わりと普段素で書くとこういう文章になります。
これは職歴によるものですね。
てにをはのきっちりした文章中心に書いてたし、今もそういう校正してるので。
ホラー系は硬めでいいかなーと思いつつ、
ホラーではまったくない作品までホラー臭がすると評判なので、
ここ数年は明るい作品書くときは、推敲でひたすら文章やわらかくするよう意識。
やわらかい文体のときにどの単語を選ぶかというのはいまだによく悩みます。
基本的に一人称小説なので、そのキャラの語彙レベルにも左右はされるんですが。
群雛で連載していた「ギソウクラブ」とかまさにいい例で、
書き上げたあとに文体を崩すフェーズにかなり時間をかけてたりします。
書いてるときもやわらかくしてるつもりなんですけどね。
印刷して読み返すと「なんだこの硬さはっ」ていつもなるし、
多分これからもそれはついて回るんだろうなと思います。
ちなみに、文体AとBの場合で作業BGMも変えてたりします。
文体A(やらかめ)のときは空想委員会。青春爆発って感じの明るい曲と歌詞が特徴。
ラブサイケデリコとかも聴きます。昔からわりと好き。
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やや明るめくらいのときはあっぱなんかも。
文体B(硬め)のときは、アンニュイっぽいものは椎名林檎。
最近は「浮き名」をヘビロテ気味。
そしてフィンランド・タンゴのグループ、Tango Orkestri Unto。
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ちなみに、いっつも音楽聴いて歩いてるくせに、
上記に挙げたアーティスト以外はほとんど聴きません(クラシックは聴きますが)。
本は広く浅く読むけど、音楽は深く狭くしか聴いてないですねそういえば。
やや話逸れましたけども。
作風(=ジャンルに置換してもいいかも)が多岐にわたる作家さんの文体の話とか、
聞く機会ないですかねー。
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