原点回帰―Running possible―

晴海まどかの日々精進ブログ

新刊『ギソウクラブ』:連載してた『月刊群雛』って何?

今日は、『ギソウクラブ』を連載していた『月刊群雛』について、
宣伝時に散々名前を出したので、改めて勝手に紹介しようかなと思います。

と、その前にと言っちゃなんですが、BCCKS提供の立ち読みを埋め込んでおきます。
『ギソウクラブ』の冒頭がこの場で読めてしまうのでぜひ!

ギソウクラブ』 晴海まどか著

立ち読みが有効だという事例を本日目の当たりにしたので、ちょっと積極的に使っていきたい所存。
サイトに埋め込めるのはBCCKSで配信してる強みですね。
続きが気になったら以下のサイトから各ストアへ!

gisoclub.tumblr.com

というわけで本日の本題、『月刊群雛』ってなんぞやです。

 

■発行はNPO法人日本独立作家同盟

発行はこの春NPO法人になった「日本独立作家同盟」。
個人では何かと埋もれがちなインディーズ作家を応援するための団体です。
Google+のコミュニティがホームベース、プロアマ不問で基本は無料。
応援するよ、という人は年間1万円で正会員にもなれます。

■誰でも参加できる早い者勝ちのインディーズ雑誌

商業誌ではまずありえない、早い者勝ちルールで参加者は募集されます。
「俺の作品面白いから載せて!」と名乗り出た者勝ちです。声の大きなものが制す。
掲載枠は、連載枠、標準読切枠、掌編読切枠の3種類。1回の最大掲載量は約1万字。
文字以外にもマンガ、イラスト、写真などでも参加可能。R-18以外はジャンル不問。
細かい参加要項は「群雛ポータル」というサイトに載っています。

ちなみに、『ギソウクラブ』は連載枠で全5回掲載してもらいました。

■校正が入ります

誰でも参加できるのですが、それって品質どうなの?という疑問はここで解決です。
『月刊群雛』応募作はすべて、編集チームによる校正が入ります。
編集チームは全員ボランティア、かつ出版関係の現場で働いている人間です。
(かくいう私も著者として参加しつつ編集にも参加しています)
著者の意向を汲みつつ、日本語的な誤りや誤解を与える表現がないか、
見栄えの悪いものになってないかを中心に校正します。

『ギソウクラブ』もかなり色々とアドバイスをもらって修正しています。
個人出版ではできなかったような改善もできたのでよかったです。

■全10ストアの国内電子書籍ストアで配信

購入可能なストアを列挙します。
KindleKobo、BOOK☆WALKER、iBooks、ブックパス、BookLive!、
Kinoppy、ebookjapan、Reader Store、BCCKS
また、BCCKSではPOD(プリントオンデマンド)の紙版も購入可能。
発売日は毎月最終火曜日になります。

■掲載し終えた作品は著者の自由

ここは結構なポイントだと思います。
編集チームに校正してもらい、『月刊群雛』に掲載し終わった原稿については、
基本的に著者の自由にしてOKなのです。
自分で個人出版しようが、同人誌にして配布しようが、
ブログに載せようが投稿サイトにアップしようが各人の自由。
現在は電子レーベル「群雛文庫」もできてそちらで再販されることもあるのですが、
基本は著者の自由意思が尊重されます。

かくいう『ギソウクラブ』も、連載終了目前の頃にどうにかしようと思って
営業活動にいそしんだという経緯があります。
『月刊群雛』に掲載して終わりではなく、そのあと作品のために何ができるのか、
ということは考えてみてもいいと思います。

■こんな『月刊群雛』、来月号は11/24発売

そして最後に、『月刊群雛』の来月号の宣伝です。
ゲストに『数学ガール』の結城浩先生をお迎えする来月号は、
11/24(火)に発売です。参加者はこちら!↓

www.gunsu.jp


というわけで、私は『ギソウクラブ』以来の連載枠で参加予定です
今度の連載は全3回、少女漫画風学園ライトミステリーラブコメです。


『月刊群雛』と『ギソウクラブ』、合わせてよろしくお願いします!

ギソウクラブ

ギソウクラブ