ライトなラノベコンテスト作品を読む1 「アリスの物語」
昨日から、ライトなラノベコンテスト作品が発売開始しました!
受賞作含め19作も発売されているので、
せっかくなので気になったものをいくつかぽちぽちしました。
というわけで、ちょっとずつ感想などアップしていこうかと思います。
(これでしばらくブログネタに困らない……!)
■アリスの物語/倉下忠憲
最初なので、やっぱり大賞受賞作から。
なんですかね。ライトなラノベというよりも、ハードなSF。
カタカナ用語が多くておぉぉ、って思いました。
でも意味がわからないってことはないので、ちゃんと説明されているんですよね。
株のことも全然わからないけど、雰囲気とかちゃんとわかる。
描かれている時間枠が短い分色々と丁寧で、短編らしい短編だと思いました。
あと、すごくSF的なのに、急にケチャップモードになった辺りとか面白かった。
それで読んでいて、このフレーズいいなと思ったものとかいくつかあって、
ちょいちょいハイライトしました。のでそれを紹介。
これ、紙の本にこだわる人の意見に似ているなぁと思いました。この音の響きを感じるためだけに陶器のカップを使っている人は少なくない。
深い……深いよ!初心者は中級者になってはじめて、自分が初心者であったことを知る。
電話番号を思い出しました。小学生の頃って、友だちの番号を記憶しないことを習慣にしているので、思い出すことは不可能に近い。
たくさん憶えていたのに、今では実家の番号すらときどきうろ覚え。
記憶しないことが習慣になるってこういうことかと思いました。
まったくの偶然ですが、私もあとがきに同じことを書きましたwあとがきって何を書けばいいんだろう。
というわけでですね、非常に面白かったです。
読んだあとにも色々考えさせられるフレーズがあって、
そういうのがなんか何よりすごいかなと。
ちなみに挿絵もわくわくしながら見ました。アリスさんメイン。
アリスさん一体欲しい。
そういえば、実は私は挿絵4枚も描いていただいたのですが、
何気に受賞作の中で一番枚数が多いらしいことに気がついた。
いやはやありがたい……。
というわけで感想でした。今ならまだお安く買えますよ!