言葉にまつわる本を紹介しました!
先月に引き続きですが、ホンシェルジュさんに本の紹介を寄稿させていただきました!
今回は言葉にまつわる本5冊です。
新書もありますが、戯曲や小説も混ぜています。
今回紹介した5冊のうち、地味に4冊はブログで過去に紹介してた本だったりもします。
加藤重弘「日本人も悩む日本語」 感想 - 原点回帰―Running possible―
大西寿男「校正のこころ」感想 - 原点回帰―Running possible―
内館牧子「カネを積まれても使いたくない日本語」感想 - 原点回帰―Running possible―
三浦しをん「舟を編む」感想 - 原点回帰―Running possible―
私はもともとライターをやっていて、色々経た結果、今は校正がメインなんですが、
書いていたときよりも校正をやってからの方が言葉に敏感になりました。
おかげで、自分が書いた作品でも、時々「この言葉の用法は正しいのか」って
迷う回数は桁違いに増えましたが、まぁよかったことかなぁと思います。
SNSとかブログもそうですが、誰でも気軽に発信できるっていうのは、
本当に革新的なことで、でもだからこそ気をつけなきゃいけないことや、
意識しておいた方がいいことがたくさんあるなぁと、
今回紹介した本を読んで思ったりしました。個人出版でももちろんそうです。
とまぁなんかわりとまじめなこと書きましたが、普段何気なく使っている
言葉のルーツや逸話を知るのは単純に面白いなと思います。
今回紹介している「日本人も悩む日本語」という本で日本語文法の話が紹介されて
いるんですが、学校教育を経ている私たちは文法ありきでものごとを考えがちです。
英語教育なんてまさにそうだと思うんですよね。用法の方を教わってから例文。
(少なくとも私の時代は、受験英語はそうだった)
でも本当は、文法なんて概念がなかった世界で言葉は自然と発達していったはずで、
それをどうにか体系的にまとめたのが文法なんですよね。
なんて考えてみれば当たり前のことも、私はこの本を読むまで思い至らなかったので、
機会があればぜひ読んでみてください。